現場通信 FILE 04
セイタカアワダチソウ駆除を行いました

北陸支店営業課係長

小林 卓矢TAKUYA KOBAYASHI

毎年恒例の駆除活動

セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の植物で、黄色い花と高い背丈が特徴です。花粉症などの被害はありませんが、根に周辺の植物の成長を阻害してしまう「アレロパシー」という成分を持ちます。セイタカアワダチソウが長期間群生する土地は、土壌にアレロパシーが蓄積し、他の植物が育ちにくい土地となってしまうのです。

日本サミコンでは有志の社員によって、本社のある新潟市鳥屋野潟周辺で毎年セイタカアワダチソウの駆除活動を実施。ススキ豊かな土地を目指し、2010年から始めた駆除活動も今年度で9年目になります。

地域から感謝状を送られたこともあるというセイタカアワダチソウの駆除活動。今回はセイタカアワダチソウ駆除活動の担当者、小林さんにお話を伺いました。

雨の中でも精力的に

――今回(2019年度)の活動ではどのくらいの社員が参加したのでしょうか?

今年は10人ほどの参加でした。現場職の多い日本サミコンでは、プロジェクトの内容によって業務スケジュールは毎年変わります。どうしても都合の付かない年もありますが、多くの社員がスケジュールを調整し、可能な限り駆除活動に参加しようと積極的な姿勢です。

活動も9年目となり、社員も大体の開催日程を把握しています。例年と比べて開催日の遅い年には、「あれ?小林さん、今年は駆除活動やらないの?」と、声をかけてくる社員も居るほど。会社の指示があるから行う、というのではなく、社員一人ひとりに根付いた活動になっています。

和気あいあいとした雰囲気の中に活きる、高い安全意識と気持ちのメリハリ

――活動現場の雰囲気はいかがですか?

駆除活動は和気あいあいとした雰囲気の中行われます。普段はあまり関わることのない部署の社員が、和やかな雰囲気で交流できる点も、積極的に社員が参加することが多い理由です。

――こういった地域貢献活動でもサミコンに強く根付く「安全管理」は行われるのですか?

駆除活動が行われる鳥屋野潟周辺は交通量が多く、大勢の人が行き交う場所です。さらに天候によっては地面がぬかるみ、滑りやすくなるので、決して作業しやすい場所とはいえません。また、車道も近く、歩道と隣接した場所です。「安全管理」としては、歩行者が近づいてきたときなどは互いに声を掛け合い注意を促しあう環境が、毎年自然と作られています。

編集後記

普段の仕事から高い安全意識を持ち、気持ちにメリハリを付けて作業に臨む日本サミコン。特に現場職の社員にはその姿勢が根付いており、駆除活動などの現場以外の場面にも活かされています。

文・現場通信編集部