建設DXの中、
3D設計を極めたい

2021年4月入社 | 技術部 設計開発課

本多 美由貴MIYUKI HONDA

森林や土木について学んだ経験を活かして。

大学での研究テーマは、花粉症の救世主となる無花粉スギを短期間で量産化する技術です。就活では県内企業に絞り、森林や土木について学んだことが活かせる建設業を中心に活動を始め、一番に出会ったのが当社でした。
道路防災でオリジナルの製品を持っており、設計から施工まですべてを自社でできるという点が興味深く、事業内容について詳しく聞きました。驚いたのは、3Dやドローンなどの技術をすでに導入しているということ。この時まで建設業はもっと泥臭いものだと思っていたので、びっくりすると同時に、やってみたいという気持ちが大きくなりました。3D設計やドローンでの調査は、初歩の初歩ながら大学時代に行っていたので、それが活かせるのは魅力的でした。もう一つ、説明会の対応をしてくださった社員の方の「ウエルカムな雰囲気」も温かくてよかったです。この印象は今も変わりません。和気あいあいとした雰囲気は当社の特徴です。

3D設計のスペシャリストを目指す。

当社は、雪崩や落石防止のシェッドやフェンス、橋梁やトンネルのコンクリート製品などの製品ラインナップを持っていますが、案件ごとに対象地域や解消すべき課題に合わせて適応させることが必要です。そのための図面作図、構造計算を設計開発課で行っています。
今、建設業界はDXの真っ最中です。3D設計には、製品製造に当たって鉄筋同士の干渉を事前に発見できる利点があり、クライアントへの説明や施工計画の立案時でも効果を発揮するため、2Dとの併用が一般的になっています。また、ドローンによる測量で得た点群データを3D化して設計に活かす取り組みも始まっています。進化に対応して新しい知識や技術を覚えていくこと、また、自然は一様ではないので、基本となるルールや計算式を覚えた上で応用することなど、身に付けなければならないことはいっぱいあります。3Dを極めた先輩の指導を受けながら、これからも意欲を持って勉強を続け、設計のスペシャリストを目指していきたいと思います。

人の役に立つ仕事は誇らしい。

個人的には、トンネルの内壁を補修・補強するPCL工法が好きです。円弧状のプレキャストコンクリート版を構築した側壁に設置していくのですが、トンネルの形状は似ているようで千差万別、3D点群データを活用して計算し設計を進めますが、これが難しい。それだけに、完成後に美しく整った継ぎ目を見ると大きな達成感を感じます。いつか、だれもが知っているようなトンネルのPCL設計のすべてを一人で担当するのが今の目標です。 PCLだけでなく、当社の道路防災製品を見ると誇らしい気持ちになります。当社は日本全国がフィールドなので、出張や旅行先、テレビドラマのロケ場面の背景など、思いがけないところで発見しては「ここでも多くの人の安全を守っているんだな」と実感することが、次の仕事へのモチベーションに繋がっています。

可能性を狭めないでください。

「土木だから」「女性だから」など自分で決めてしまわず、まずは選択肢を広げて、幅広い分野の企業の話を聞いてみるといいと思います。現実は思っているより進んでいて、学生では気づけなかったことが起きています!建設もそうでした。

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